2012年御翼9月号その1
神の民の人物像
松島 修氏が著書『聖書に隠された成功法則』(サンマーク出版)の中で、神に似せて創られた最高傑作である人間が、神の民として持つべき人物像を、以下のようにリストアップしている。悔い改めた者は、誰もが神の民に接ぎ木され、このような者へと成長させていただけるのだ。
―正しい成功者像―
- 自分が好き
- 「自分は神に愛されている」と実感している
- 死を、怖いものとは思わない
- コンプレックスや低い自己像(セルフイメージ)から解放されている
- 他人と比べない
- 他人の成功を素直に喜べる
- 会議などで、自分が注目を受けることを目的にしない (どうしたら自分が目立つかを考えるのではなく、どうしたら、皆に有益な発言ができるかを考える)
- 自分を正当化しようと努力しない
- 無理に好かれようとしない(結果的には人に好かれる)
- お金がなくても後ろめたさはない
- みすぼらしい服を着ていても平気
- お金持ちになっても、後ろめたさはない(超VIPの集まりに出席したり、超高級・高額なものを身につけていたりしても後ろめたさを感じることはない)
- 人によいプレゼントをあげることも、自分がよいプレゼントをもらうことも好き
- 会話の中で、相手に花を持たせる
- 常に高潔でいる
- 優先順位をつけることと、それを守ることができる
- 臨機応変に対応できる
- まわりの人に思いをめぐらす
- 高慢にならない。高慢になっても、すぐ反省して戻ることができる
- 知恵を持つ (実践的・実務的なもの)
- 正しいものと正しくないものを見分けられる
- 時を知る(静まる時とスピード・変化・パワーを求める時の違いを知る・理解する)
- バランスを大切にする
- 自由な発想
- 創造的な考え方をする
- 大きな流れを知る
- 理解する
- 感じる
- 本質を理解する (難しいことの本質を押さえて簡単に説明することができる、瞬時に本質を理解する)
- 自分自身を理解する
- 誰に対しても、有益なことを提供できる
- 自発的、積極的
- 失敗は人のせいにしないで、自分で責任をとる
- リスクをとって新しいことをする
- 自分の長所を生かし、弱点を認識・制御できる
- ビジョンを持っている
- 近くも遠くも見ている
- 金銭欲・貧欲・名誉欲がない (お金・物・地位・立場・肩書きに無欲)
- 自由で解放されている
- 向上心は持つが、名誉欲に置き換わらないようにできる
- 豊かな心を持っている
- 世の光・地の塩として人の模範・規範となる
- 自分が世の中に大きな影響力を与えると思っている
- よい影響力がある
- よい種をまき、刈り取りをする
- 人を信頼する
- 人に信頼される
- 計画的であり、かつ臨機応変
- 言葉と行動が一致している
- 感情に大きな起伏がない
- 正しい習慣・考え方が身についている
- 自分を飾らない
- 安息の中で実行力を持つ
- 求める気持ちを持つ
- 集中力がある
- 人を赦し、自分を赦す
- 逆境でも意に介さない
- 人の話を聞くことができる
- 思い込みがない
- 言い訳をしない
- 思慮深い
- 信念を持つ
- 素直
- まだ見ていないものを見て期待することができる
- 時間を大切にする
- 子供や動物が好き、子供や動物にも好かれる
- ユニーク
- 善を喜び、悪に対抗する
- 権力(権威)・地位(資格)・名声 (称賛) に興味がない
- 神をメンターとしている
- 健康的
戦前、石島雉子郎(きじしろう)は若き救世軍の士官(牧師)のころ、よく東京の吉原遊廓に行って、多くの娼婦たちを救い出したことがあった。随分経ってから、ある日のこと、集会にゆくと、品のいい恵まれた顔をした婦人が一生懸命に教会の奉仕にいそしんでいるのが目にとまった。どこかで会ったことがあると思ったが、なかなか思い出せなかった。それとなく、よく見ているうちに、自分が若い士官のころ淪落(りんらく)の淵より救い出した人であることが分かった。過ぎ去った日のいまわしい姿が消えて天使のような雰囲気を与える人になっていた。石島は黙って挨拶もせず感謝の祈りをささげて帰ってきた。彼は俳人であった。その時、彼の心にうかんだ句は「セルを着て遊女なりしと誰か知る」であった。(セル→毛織物の和服地、今でいうウール)
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